西欧では、近日中に気温が異常に上昇するようである。これは、今年の春以来の急激な気温の上昇となる。.
4月の欧州は、北東から吹く風の影響を受け、ほとんどの地域で気温が平年より低くなっている。しかし、この1週間ほどは、気象傾向の変化により、欧州の南及び南西に向かう風が多くなり、気温が上昇した。.
今後の1週間で、西欧の多くの地域で気温がさらに上昇し、現時点での世界最高気温に達する可能性がある。スペインとフランスでは、日中の最高気温が35℃〜36℃となり、平年より10℃高くなる可能性がある。.
5月17日〜22日の間、イベリア半島や北アフリカの地域はさらに暑くなり、南部や南スペインでは日中の最高気温が40℃を超えるとの予報もある。とはいえ、まだ歴史最高の気温ではないが、この気温も例年より10〜12℃ほど高い。.
一方、地球の反対側では、オーストラリアのクイーンズランド州の各地で深刻な洪水が発生し、人々が避難生活を余儀なくされている。洪水を引き起こした大雨はおさまったものの、河川の水位は上昇を続け、この数日で、ピークを迎えている。今週末は南東の風がクイーンズランド州の沿岸部にさらなる雨をもたらしそうで、風速は1時間当たり160キロを超える可能性がある。.
西オーストラリアの北西部では、この数日間、雨量が100mm〜150mmと予想され、洪水の恐れがある。.
2022年5月20日・フオンホアイ(資源・環境新聞のウェブサイトによる)
Theo Tổng hợp từ Guardian