2025年5月9日、ハノイ — ハノイのNICビルで開催された「Startup Wheel 2025」北部予選において、SOLEN環境ソリューション株式会社は、革新的で注目すべきモデル「プラスチック包装廃棄物の収集システムによるMozowood複合木材の製造」を発表しました。
このモデルは、ベトナムにおける大きな環境課題である「ソフトプラスチック包装廃棄物」に対応するものです。これらの廃棄物はリサイクル価値が低く、ほとんど回収されていません。SOLENは、専門的な収集システムとクローズドループ型のリサイクルプロセスを組み合わせることで、この廃棄物を100%再生プラスチックから作られるユニークな複合木材製品「Mozowood」へと変換することを提案しています。
このモデルの主な特長は以下の通りです:
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ソフトプラスチック包装の回収・リサイクル率を高め、埋立地への負担を軽減
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高付加価値で環境に優しい製品の開発
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Mozowoodは耐水性、防虫性、紫外線耐性、接着性に優れ、屋外使用に適している
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森林資源の保護:Mozowood1トンの製造で最大20トンの天然木材消費を削減可能
SOLENは、ソフトプラスチックの分別を支援するための両面型ごみ箱「Plasback」のデザインも紹介しました。Mozowoodの製造ラインは現在台湾で稼働しており、SOLENはこの技術をベトナムに移転するための準備を進めています。
SOLENの「Startup Wheel 2025」への参加は、革新的な起業家精神を示すだけでなく、循環型経済と持続可能な発展を推進するための実践的な一歩でもあります。