オイルの汚れをコントロールし、油圧エンジンの故障を抑えるには、適切なフィルターを使用することが一番である。CAN-DO オイルクリーナーは、この問題を解決するために求められる製品である。
どうしてCAN-DOオイルクリーナーの活用が必要だろうか?
作動油を常にNAS 9級以下に清浄化維持できれば故障発生率は低くなり、油圧故障はほぼ 100%防止できるということが実証された。汚染が進むにつれて、故障発生率が高くなりNAS12級を越えると45%をオーバし、急激に機械故障率が増大する傾向にある。その他にもオイルに異物が混入しないような対策が施されているが、使用中にオイルに混入した不純物や水分を除去するために、CAN-DO オイルクリーナーは必要である。
図1:油汚染と故障の相関図(NAS分類による)
CAN-DOオイルクリーナーの特徴
『CAN-DOオイルクリーナー』は、石油系油圧作動油に対してはセルローズパイプを濾材とした深層ロールティッシュ形のエレメントを 採用しており、吸着性の他に優れた吸水性に富み、オイルの濾材としての 適合性が抜群な製品である。『CAN-DOオイルクリーナー』は、その形状を変えることにより、堆積物を濾過し、保持することができるため、油圧を最大限に活用することができる。
特性:
・蓋とPPフィルムで構成され、こぼれにくく、高い洗浄効率を実現する。
・分解が容易である。
・効果的に汚れを除去し、エンジンの寿命を延ばすことができる。
・燃焼が容易で、環境に負荷を与えない。
CAN-DOオイルクリーナーの利点
CAN-DOオイルクリーナーは、NAS12レベル、汚れ濃度0.1%からNAS6レベル、汚れ濃度0.01%で汚染されたオイルをろ過することができる。そこから、エンジンに以下のようなメリットをもたらすのである。
・スムーズな運転
・オイルの寿命延長
・オイルメンテナンスの簡素化
・環境への影響低減
・電力消費量の削減
・油圧機器の故障回避・保護
分類:
オフ・ライン方式(ポンプ・モーター内蔵)
CMシリーズ:小型ポンプモーターを内蔵したコンパクトなオイルクリーナーで、装置本体または床上に取付けられ強制的に浄油する装置です。CM50、CM80、CM100の3つのモデルがあります。
CSシリーズ:油圧装置にとりつけCMシリーズより容量も大きくポンプモーターを内蔵した比較的長い時間をかけて濾過する装置です。CSシリーズには、CS200、CS400、CS600の3つのモデルがあります。
CDシリーズ:本クリーナー可搬移動式で装置のフラッシングなど比較的短時間で仕上げるのに適しています。
イン・ライン方式
CFシリーズ:油圧装置に直接とりつけバイパスクリーナーとして装置稼働中、常時濾過できるオイルクリーナーです。CF50とCF200のがあります。
CM250シリーズ:ぎゃー湯・切削油・焼入油などの高粘度やお鮮度の高い油用に適しています。 CM250、CM501、およびCM502が含まれます。